当院の無痛分娩について
当院では、経産婦の方を対象とする硬膜外麻酔による無痛分娩を2024年6月より再開いたします。
無痛分娩により、不安感やストレスを取り除くことで母体への負担も少なくなります。
また、無痛分娩は安全な管理体制のもとで行う必要があるため、あらかじめ分娩の日程を決める計画分娩となります。既往症によっては対応できない場合もございますが、ご興味のある方は植野院長までお問合せください。
硬膜外麻酔とは
硬膜外麻酔とは、脊髄に外側の硬膜外腔という箇所に細くて柔らかい管を留置し、その管を通して麻酔薬を入れ、痛みを和らげる方法です(図1)。
硬膜外麻酔は陣痛を和らげる最も有効な方法であり、意識はしっかりとある中で痛みを感じながらもコントロールできる程度に鎮痛させ、自然分娩のようにいきんで出産をしていただきます。
分娩の痛みは指の切断にも匹敵する激痛(図2)といわれますが、痛みの程度をかなり軽減でき満足する分娩を提供することか可能です。
硬膜外麻酔を使った無痛分娩では、骨盤の筋肉の緊張をとることができるので分娩の進行を助けます。
陣痛の痛みから開放されると体力の消耗も少なく、産後の回復も早くなります。
副作用として ①足の感覚が鈍くなったり力が入りにくくなる ②血圧が下がる ③尿意が弱い、出しにくい ④かゆみ ⑤体温上昇 ⑥吐き気・嘔吐等があります。これらは、分娩後に麻酔の効果が切れれば元に戻ります。
麻酔を担当する医師、助産師や看護師は重大な合併症がおきないように十分に注意しておりますが、緊急の対応が必要となる場合もあります。
無痛分娩は自由診療となります。通常の入院分娩費用とは別に15万円が加算となります。
・経産婦で無痛分娩を希望される方
・既往歴のない健康な方
詳しくは医師にご相談ください。
当院では、硬膜外麻酔の穿刺は麻酔科医が行い、産婦人科医と無痛分娩を担当しています。
無痛分娩麻酔管理者
・植野 信水 (日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医)
麻酔担当医
・矢口 裕一 (日本麻酔科学会認定麻酔科専門医・指導医、麻酔科標榜医)
分娩担当医
・植野 信水 (日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医)
・源田 辰雄 (日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医)
・金井 雄二 (日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医・指導医)
医院名 |
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医療法人社団 植野産婦人科医院 |
理事長 |
植野信水 |
住所 |
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町2-3-7 |
診療科目 |
産科・婦人科 |
電話番号 |
029-221-2513 |